材質
【シールの構成】
シールの材質には大きく分けて紙素材とフィルム素材の2種類があります。
【紙素材】
◎耐水・耐久性が低い。主に屋内用。
◎フィルム素材よりも安価。
【フィルム素材】
◎耐水・耐久性が高い。屋外にも使用できる。
◎紙素材よりも高価。
【紙素材】
◎耐水・耐久性が低い。主に屋内用。
◎フィルム素材よりも安価。
【フィルム素材】
◎耐水・耐久性が高い。屋外にも使用できる。
◎紙素材よりも高価。
材質 | 種類 | 特徴 |
---|---|---|
紙素材 | ミラーコート | 最も光沢感が強い紙。高級感がある。 |
アート | 上質紙の表面に顔料を塗工した紙。 ミラーコートほどの光沢は無いが高級感がある。 | |
マット | 表面がマット調の紙。 | |
上質 | パルプのみで作られた紙。一般的な素材として使用されることが多い。 印刷、筆記適性がある。 紙自体が着色された色上質紙もある。 | |
和紙 | 表面に和紙を施した材質。無地、雲竜、きなり、クレープなど様々な種類がある。 | |
クラフト | 晒クラフトを使用した材質。紙自体が茶色になっている。 | |
金/銀ホイル | 表面が金/銀加工された紙。 艶のあるタイプと艶を抑えたタイプ(=艶消し)がある。 | |
サーマル | プリンターの熱により印字ができる紙。 表示シールや事務用などで用いられることが多い。 | |
フィルム 素材 | ユポ (合成紙) | 合成樹脂製の紙の総称。 コシがない。 |
PET | ポリエステルフィルムのこと。 耐熱性や平滑性に優れており、白や透明の他、マットタイプや発泡タイプなどがある。 | |
塩ビ | 塩化ビニル製。耐候性に優れている。 | |
金/銀ネーマー | PETに蒸着アルミを加工した素材。金/銀ホイルと同じく、艶あり/なしタイプがある。 | |
白ネーマー | PETに蒸着アルミを加工した素材。表面に白を引いたもの。 |
上記は一例です。各原紙メーカーによって呼称や種類は異なります。
詳しくは弊社営業にお問い合わせください。
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ラミネート(表面加工)
シール材質に透明のフィルムを貼り付ける加工です。シール素材・印刷面が保護され、耐水・耐久性も上がります。
ラミネート用の材質には主にPPまたはPETを使用します。基本的には艶があるものを使用しますが、マットタイプやホログラムタイプの材質もあります。
( PP=ポリプロピレン製。主に屋内使用向け。 PET=ポリエステル製。主に屋外使用向け。)
ラミネート用の材質には主にPPまたはPETを使用します。基本的には艶があるものを使用しますが、マットタイプやホログラムタイプの材質もあります。
( PP=ポリプロピレン製。主に屋内使用向け。 PET=ポリエステル製。主に屋外使用向け。)
【ラミネート加工】
箔押し(ホットスタンプ)・エンボス加工
シールに高級感や特別感を持たせたい場合に使用します。金や銀の他、カラー箔やホログラム箔などがあります。
また、表面に文字や絵柄を浮き上がらせ立体感を表現できるエンボス加工も可能です(※ただし対応できる材質およびデザインは限定されます)。
また、表面に文字や絵柄を浮き上がらせ立体感を表現できるエンボス加工も可能です(※ただし対応できる材質およびデザインは限定されます)。
【箔押し加工】
【エンボス加工】
糊
【糊】
シールの糊には主に下記の種類があります。
種類 | 特徴・用途 |
---|---|
普通粘着 | 一般的に使用。 |
強粘着 | 普通粘着よりも強い粘着が必要な場合に使用。 |
超強粘 (ソメン用・トイシ用) | 更に強い粘着が必要な場合に使用。 “粗面”や“砥石”のような多少の凹凸面にも使用できる。 |
冷食用 | 冷蔵対応。食品に多く使用される。 |
冷凍用 | 冷凍対応。被着体を冷凍する場合に使用される。 |
弱粘・再剥離 | 粘着が弱く、剥がしやすい(糊残りしにくい)。 |
訂正用 | 糊面がグレーになっているため、下地のシールに文字が透けず、隠蔽性がある。 |
親展用・返信用 | ハガキやDMに貼って使用。 1層と2層のタイプがあり、貼って剥がすと表面に透明のフィルムが残るため、 筆記による改ざんや貼り直しができない。 糊面が黒になっており、下地の文字が透けない。 |
改ざん防止 | シール素材に「開封」などの文字が加工されており、貼って剥がすと「開封済」「VOID」の文字が残る。貼り直し不可。 |